研究開発方針
グンゼの研究開発方針
グンゼは創業以來、加工技術を中心とした技術展開を行ってきました?,F在は3つの加工技術をコア技術とし、それぞれの成長分野を中心に、さらなる技術開発を推進しています。
當社の研究開発の大きな特徴は、分野や研究室という枠組みを超えたフレキシブルな體制にあります。これにより技術間の相互応用や技術融合が促進され、これまでにも數々のイノベーションを創出してきました。
また、技術の深化?融合を図るだけでなく、各事業部門のビジョンに基づいた研究開発を行い、社會のニーズの一歩先を見據えた価値を提供することで、新たな顧客の創造を目指しています。
- 研究開発の指針
-
- 成長分野の技術開発
- 保有技術リソースの融合による新規事業の創出
- 事業ビジョンに基づく商品?生産技術の開発
グンゼの研究開発分野
グンゼは、繊維加工技術、樹脂加工技術、表面加工技術といった3つの加工に関するコア技術を主軸として研究開発を行っています。各コア技術は高度化?専門化しており、中でも當社の重點技術である綿(セルロース)改質技術、生理學的設計技術、精密押出し技術、分散混合技術、コーティング技術などは、コアコンピタンスとして様々な製品の創出に役立っています。
それぞれの技術には、自社開発された製造裝置や原材料面からのアプローチなどにより、獨自のノウハウが蓄積されており、それらを融合、また各事業部門にまたがるノウハウと組み合わせることにより、新たな技術?製品を創出しています。
加工技術を通じたイノベーションの創出
グンゼの研究開発戦略
取締役兼執行役員
研究開発部長
及川 克彥
コア技術のさらなる深化と融合により、社會のニーズに応えます。
3つのコア技術である、繊維加工技術、樹脂加工技術、表面加工技術の融合により、人々のニーズに応える新たな商品を創出していきます。そのために、材料科學に対する知見を深めるとともに、高度なオリジナル生産設備の開発と、分析?評価技術の獲得を進めていきます。
衣療分野と機能性フィルムの開発により、QOLの向上に貢獻します。
少子高齢化社會が進む中、當社の技術を活かすべき次なる成長の場は、健康と衣療分野と捉えています。グンゼは、QOL(クオリティ オブ ライフ)の向上に貢獻するために、當社のアイデンティティともいえる衣料製品をもとに、健康と衣療分野に向けた新商品開発を行っていきます。
さらに、樹脂加工技術を使って、QOL向上と環境負荷低減を両立させた、社會ニーズに応えられる、機能性フィルムの開発を進めていきます。
これまで當社は肌著製品の「ここちよさ」の向上を掲げ、快適さを科學的に検証し、商品開発を行ってきました。その「ここちよさ」の次なる形として、「衣」で「療」やす、「衣療」という考え方を提唱しています。